シーボニア ヨットクラブ理事長 木村 平右衛門
1968年9月28日、シーボニアが開場し、同時に我々シーボニアヨットクラブが創立されました。以来50余年が過ぎ、当初は各界に於けるヨットを趣味とする方々300人限定で組織され、入会待ちのウェーティングリストに名を連ねて順番を待つような状態でありました。
オイルショックや三度におよぶ台風の襲来。度重なる所有、運営会社の変更などを経験し、先輩方はこの50余年、クラブの自主性、独立性を守り築いてまいりました。
設立当初の300名のメンバーは、大半の先輩方が既に現役を退かれ、また最近のマリン人口の減少に伴いクラブの会員数は減少しておりますが、50年前に比べ艇の大型化は進んでおりボートヤードの賑やかさは以前と変わっておりません。
先人方が数々のレースに参戦し、関東を代表するクラブとして築いてきた努力と名声を誇りに、1968年から歴史を繋ぐ正当なクラブとして、メンバーの活動、喜び栄誉をクラブ一丸となってサポートし誇りに喜びにして参ります。
また、近年問題となっております、廃プラスチックなど海洋汚染に対する取り組みとして、私たちがまず出来ることを少しずつでも取り組みながら、マリンレジャー人口の減少傾向にある昨今、次世代を担う青少年に対し海洋文化の普及に努め、興味と関心の芽を持つことで、この豊かな自然を繋いでいく事、すなわち「次世代に繋ぐ」をテーマに、自分達がかつて経験したこの小網代の自然の中での日々に感謝し、これからもクラブメンバーと共に、変わらぬ豊かな小網代の自然を守り続けてまいります。
シーボニアヨットクラブ(略称SYC)は、1968年創立の日本の代表的なヨットクラブの一つで、クラブ会員数は300名の限定となっています。
わが国のヨット発祥の地、神奈川県三浦半島小網代湾の一画を埋め立て造られた広大な施設には、小型ヨットから外洋クルーザーまで様々なセーリングボート、パワーボートが繁留または陸置きされています。
小網代湾は、古く江戸時代から帆船の避難港であり、湾の奥深くには昔の船乗り達が航海安全を祈願した神社や、「風待ち」の為に逗留した船やその乗組員達を支えた回船問屋が、今もその姿を留めています。近くには、三浦一族滅亡の歴史を秘めた油壷があり、多くの漁船やプレジャーボートの基地になっています。
こうした自然と、恵まれた環境にありながら、高速道路を使えば都心から90分という便利さと、4棟からなるリゾートマンション・プール、船舶修理工場、ガントリークレーン、更に海とハーバーを一望できるクラブハウスには、レストランやシャワールームも完備していて、四季を通じ、会員やその家族・ゲストたちに広く利用されています。
『シーボニア』とは、創始者の命名で「海から生まれた女神」という意味があります。
このSYCには各種の部会が組織され、年間を通して夫々に活動を続けています。
【クルーザー部会】は月1回のクラブチャンピオンシップレース、年数回のファミリーレースや、SYCとして毎年7月に主催する相模湾オープンヨットレースを始め、関東及び全日本規模のヨットレースを主催・共催しています。 【パワーボート部会】は年数回のクルージング大会、トローリング大会を催しています。
クラブ全体の年中行事としては、『夏祭り』『クリスマスパーティー』『BBQ大会』があり、会員やその家族・クルーたちの親睦を兼ねた楽しい集いとなっています。
シーボニアヨットクラブは、内外のヨットクラブ・マリーナの皆様のお出でを心から歓迎しています。事前にご連絡頂く場合は、事務局メールアドレス office@seabornia.org まで、お願いいたします。
Facilities
シーボニアヨットクラブのあるシーボニアマリーナには、小型ヨットから50ft台クルーザー・モーターボートが艇置可能で、フレンドリーなシーボニアマリーナスタッフが会員のさまざまなマリンレジャーのサポートをしてくれます。
また、エリア内には、マリンショップ、整備工場が完備されており、愛艇のメンテナンスも万全に行えます。
小網代湾の湾口に面したエリアにはモダンなクラブハウスがあり、2階には小網代湾、相模湾をはじめ、天気のいい日には富士山も眺望できるクラブハウスレストランなどの設備が整っています。
レストラン
会員専用のテーブルが設けらた2階のレストランからは相模湾、江ノ島、晴れた日には富士山や伊豆大島のパノラマを眺めなが、地元湘南で採れる食材を生かした食事を楽しむことができます。
また、レストランの一角にはバーカウンターがあり、夜になると幻想的なハーバーを眺めながら上質なひと時を過ごすことができ、週末の夜は会員間のシーライフ談義に花が咲きます。
事務局
ハーバーに面した一角にクラブ事務局があり、会員間の親睦や情報交換の場となっています。
クレーン&ウィンチ
艇の上下架用に5t、12t、24tの3台のクレーンと30tのウィンチが設置されています。
整備工場
熟練スタッフによる、優美なウッディ・ボートから最新ハイテク・ボートまでのメンテナンスと塗装ができる整備工場があり、近隣マリーナ艇からも利用されています。
マリンショップ
各種シートやブロック類などの艤装品の他、マリンウェアやフィッシング用品などを取り揃えています。またヨットのチューニングなども行っています。
Location and Map
Seaborniaへのアクセスガイド |
シーボニアハーバーオフィス
TEL/046-882-1214 〒238-0225 住所/神奈川県三浦市三崎町小網代1286 |
船舶 | 所在地/139゜37’E 35゜9.8’N |
代埼灯浮標(139゜36’E 35゜10’N、灯質:Iso 4s)よりSE/E(119゜Mag.)に入港 |
電車 | 京急九里浜線三崎口駅下車(品川より直通特急で73分) |
1番線油壺行きバスにてシーボニア入口バス停下車徒歩約10分 | |
時刻表(バス・行き)◆三崎口駅発油壺行 | |
時刻表(バス・帰り)◆シーボニア入口前発三崎口駅行 | |
時刻表(電車)◆三崎口駅発品川方面行 |
車 | 三浦縦貫道路終点より約10.0km |